硫化水素とは?化学式から知るサンポールに混ぜてはいけないもの

硫化水素 化学式 

2016年2月16日(火)、硫化水素を発生させて夫を亡きものにしようとした、神戸市長田区水笠通1在住の吉田斐香(あやか)容疑者が逮捕されました。

入浴中の夫をターゲットに、脱衣所で洗剤などを混ぜて硫化水素を発生させたということです。これは完全に計画された行為ですね…。

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硫化水素とは?

硫化水素とは、腐った卵のような刺激臭のある有毒な無色酸性の気体です。

高濃度のものを吸引した場合、数呼吸で呼吸麻痺を起こして昏倒に至ります。中程度の濃度でも長時間吸えば命はありません。

旦那さんも安らげるはずの家庭でこのような仕打ちを受けるなんて想像もしていなかったのではないでしょうか?人間の心の闇は恐ろしいです。

それと同時に2016年現在でも、洗剤などを混ぜあわせることで硫化水素が発生するということに恐怖を感じました。時代は関係ありませんね。

恐らくですけど、混ぜると危険なことで有名なサンポールと何かを混ぜたのではないかと推測します。(断定しているわけではありません。)

この機会に硫化水素の化学式を知り、サンポールやその他の洗剤に混ぜてはいけないものを知っておきましょう。

※サンポールの強力な洗浄力には、トイレそうじの際に私もお世話になっています。決してサンポールさんの悪い面を伝えるための記事ではないことをご理解いただけると嬉しいです。

硫化水素の化学式(化学反応式)

硫化水素発生の原因を知る前に、化学式と化学反応式の違いについてお話しします。

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化学式とは物質を元素記号で表したものであり、化学反応式とは化学式を使って化学反応の様子を表したものを指します。なので、混ぜてはいけないものを知るためには「化学式」よりも「化学反応式」を知っておく必要があります。

硫化水素の化学反応式は(硫化水素の化学式は「H2S」)

FeS+2HCl→FeCl2+H2S

なので、

硫化鉄+塩酸→塩化鉄+硫化水素

という変化を経て硫化水素は発生します。

つまり、「硫化鉄」と「塩酸」を混ぜれば「硫化水素(と塩化鉄)」が発生するわけですね。

サンポールの成分

サンポールの成分はWikipediaによると

塩酸9.5%、界面活性剤 (アルキルトリメチルアンモニウム塩)、洗浄助剤

ということで、サンポールには塩酸が多く含まれていることがわかります。となるともうおわかりですよね。

サンポールに混ぜてはいけないもの

塩酸と硫化鉄を混ぜると硫化水素が発生するということは、塩酸のサンポールに混ぜてはいけないものは「硫化鉄」ですね。

硫化鉄とは「鉄」と「硫黄」の化合物なので、名前だけ聞くと簡単には手に入らないような気がします。

以前サンポールに混ぜてはいけないものとして、硫黄を成分に含む「六一〇ハップ(ムトーハップ)」という入浴剤が筆頭に上げられていました。しかし硫化水素発生による事故や事件が多くあったため、2008年には生産中止になってしまいます。

この例から見ても、塩酸に硫黄を混ぜることでも硫化水素が発生する危険性が大いにありそうです。鉄なんて何にでも含まれていそうですし。

なのでサンポールを扱うときは周囲に硫黄がないことを確認して利用しましょう。

逆に、硫黄がたくさんあるところに塩酸は持って行かないように気をつけましょう。

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